学長メッセージ

静岡社会健康医学大学院大学は、約5年間の準備期間を経て2021年4月に開学し、19名の新しい仲間を映えある一期生として迎えました。本学は学部のない単科の大学院大学であり、医療の多彩な領域での実務経験を有する社会人を院生として迎え、社会健康医学の手法で医療の実践的な研究を推進しその成果を社会に還元するというミッションを持った、極めて斬新かつ先端的な特徴を有しています。一期生の皆さんは、多忙な日常業務の中から貴重な時間を捻出して新しい学問体系を学ぶことで疑問や課題を解決し、医療の閉塞感を打破しようと本学の門を叩かれました。すでに博士号をお持ちの方もおられ、臨床研究に直結する実学を学びたいという高いモチベーションと前向きな姿勢を、私たちはひしひしと肌で感じています。実際、これまでの学部生を対象とした教育とは全く異なる手応えを感じるのは、院生の皆さんがすでに確固たる人間性を獲得し、医療への強靱な意思を構築しているからだと思います。もちろん開学間もないこともあり、講義の構成や方向性などについては試行錯誤もありますが、私たちは社会人としての院生をリスペクトしつつ、対等な立場から真摯に議論し、日本の医療に対する熱い思いに寄り添うことで、自らの手で医療を変えていきたいという皆さんの「夢」をかなえるために日々精進しています。是非、MPHを取得して実践的な社会健康医学研究ツールを実装し、それぞれの医療分野に舞い戻ることを考えてみませんか。
Profile
1951年静岡市生まれ。京都大学医学部卒。
ミネソタ大学研究員・天理病院皮膚科部長などを経て、
1992年から群馬大学医学部皮膚科教授。
1998年から京都大学大学院医学研究科皮膚科教授。
2014年から滋賀県立成人病センター(現滋賀県立総合病院) 病院長・京都大学名誉教授。
2020年から社会健康医学大学院大学整備推進顧問。
2021年から現職。
専門は、皮膚科学/アレルギー学など