研究科長メッセージ

ヒトの寿命が延伸したことで、かつては稀有であった認知症がありふれた疾患となりました。また、高齢期におけるそこはかとない衰えを指すフレイルという概念が生まれるなど、人類の疾病構造は大きく変化しています。一方、近年の分析技術の著しい進歩は、ヒトゲノムの網羅的解析や微量な生体成分の分析を可能にし、情報処理技術の発達と相俟って大規模かつ深度の深い研究を行う基盤が整いました。移りゆく社会は、社会健康医学に対しても、このような新しい技術を取り入れた新しい疾病構造に対応する解の導出とその社会実装を求めています。本学では、最先端の社会健康医学の学識を持ち、様々な立場において、今を生きる人々とその子孫の健康に資する人材の育成を目指しています。社会健康医学は、医学のみならず工学、数学、社会学、人文科学など幅広い領域に跨がる学問です。社会健康医学を志すあらゆる分野の出身者を歓迎しますので、どうぞ本学のドアをノックしてください。
Profile
愛媛大学大学院医学系研究科修了
同研究科講師、愛媛大学附属病院先端医療創生センター副センター長などを経て、
2012年から京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター准教授
2019年から静岡県立総合病院リサーチサポートセンター上席研究員を併任
2020年から京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター特定教授、
大阪大学大学院医学系研究科招へい教授
2021年から静岡社会健康医学大学院大学教授、
京都大学大学院医学研究科先端・国際医学講座客員教授