研究論文

Research Publication

頻繁に大きな音にさらされる健聴の若年層では、聴性脳幹反応(ABR)の特性に変化が見られことが示されました。

2026.01.05

著者名
古川茂人ら
発表日
2026.01.05
論文タイトル
Altered Paired-Click Auditory Brainstem Responses in Normal-Hearing Young Adults With Frequent Loud Sound Exposure
研究の概要
大きな音に頻繁にさらされる健聴の若年者(音楽活動を行っている人)と、そうでない健聴の若年者の聴性脳幹反応(ABR)の違いを調べました。その結果、大きな音にさらされているグループは、聴力やその他の聴覚機能に差がないにもかかわらず、2連クリック刺激を用いたABRの特定の値が有意に低いことがわかりました。これは、頻繁な大きな音への曝露が、聴覚の初期の損傷である蝸牛シナプトパチーを引き起こしている可能性を示唆しています。ペアクリック刺激によるABR測定は、騒音による蝸牛シナプトパチーを検出する手段となるかもしれません。
PMID
41698891
掲載誌
Trends in Hearing