研究論文
Research Publication
再生医療法の改正:自由すぎる再生医療からの脱却なるか?
2024.11.19
- 著者名
- 八田太一ら
- 発表日
- 2024.11.14
- 論文タイトル
- Amendments to ASRM: Can we move away from a “Therapeutic Haven”?
- 研究の概要
- 2024年6月、再生医療安全性確保法が改正され、未承認の遺伝子治療の一部が規制対象に加えられたほか、厚生労働省による認定再生医療等委員会への現地調査が可能になります。これまで、自由診療のクリニックで科学的根拠の乏しい高額な治療が行われている現状が問題視されていました。また、一部の認定委員会では利益相反や不適切な審査が疑われ、十分な安全性が確認されていない治療計画が承認されるなどの課題がありました。今回の法改正を通じて、独立性と専門性を備えた適正な審査体制の確立が求められ、安全性と有効性が確保された再生医療の提供が進むことが期待されています。
- PMID
- 39547227
- 掲載誌
- Stem Cell Reports