研究論文
Research Publication
脳幹由来の脳波に含まれる特性が、蝸牛シナプトパシーを反映する可能性があることを示しました。
2024.07.03
- 著者名
- 古川茂人ら
- 発表日
- 2024.06.08
- 論文タイトル
- Auditory brainstem response to paired clicks as a candidate marker of cochlear synaptopathy in humans
- 研究の概要
- 連続した2つのクリック音からなる刺激に対する聴性脳幹反応が、蝸牛シナプトパシー(内耳の受容器細胞と蝸牛神経との間の接合部における障害;CS)を反映するかどうかを検討しました。2つ目のクリックに対する反応に含まれるある種の指標が、年齢や音声明瞭度スコアと相関することを示しました。この結果は、CSを定量化する分析方法の開発につながる可能性があります。
- 掲載誌
- Clinical Neurophysiology