研究論文
Research Publication
再生医療法に基づく再生医療で生じる有害事象の報告状況を調査しました
2023.11.20
- 著者名
- 八田太一ら
- 発表日
- 2023.11.17
- 論文タイトル
- Does the Act on the Safety of Regenerative Medicine in Japan ensure “safety”?: Implications of low adverse event reporting
- 研究の概要
- 細胞を用いた治療の安全性を確保するために、2014年に再生医療法が施行されました。この法律では、再生医療等の提供に起因すると疑われる有害事象の報告が義務付けられています。
この調査では、再生医療の安全な実施を示す指標としての有害事象報告の数に焦点を当て検討しました。その結果、再生医療法に基づく自由診療において、有害事象の発生が適切に報告・検討されていない可能性が示唆されました。
この研究が報告した内容を受けて、現在進められている再生医療法改正の議論に社会的な関心が向けられ、患者さんの再生医療に対する理解や治療選択の参考になることを願います。
プレスリリース本文はこちらをご参照ください。 - PMID
- 37977143
- 掲載誌
- Stem Cell Reports