研究論文

Research Publication

地域住民における耐糖能障害と睡眠呼吸障害との関連

2023.04.29

著者名
田原康玄、瀬藤和也、中山健夫、松田文彦ら
発表日
2022.11.27
論文タイトル
Sleep disordered breathing and haemoglobin A1c levels within or over normal range and ageing or sex differences: the Nagahama study
研究の概要
耐糖能異常が睡眠呼吸障害と関連することが示唆されている。地域住民を対象に、耐糖能異常と睡眠呼吸障害との関連について、糖尿病治療、加齢や性差の影響も含めて検討した。研究は、ながはまコホートの登録者7,680人を対象に行った。睡眠呼吸障害はパルスオキシメトリーで測定した3%酸素飽和指数から評価した。睡眠ポリグラフ検査を施行した睡眠時無呼吸を呈する入院患者597名についても検討した。その結果、糖尿病治療を受けていない場合において、中等度から重度の睡眠呼吸障害の頻度がヘモグロビンA1cの値に比例して増加した。両者の関連は共変量の調整後も有意であり、高齢者よりも中年者において、また男性よりも女性でより顕著であった。
PMID
36437403
掲載誌
Journal of sleep research.