研究論文

Research Publication

末梢血のアディポネクチンとレプチンの濃度は骨格筋の量と質に関連する

2023.04.26

著者名
田原康玄ら
発表日
2023.04.20
論文タイトル
Associations between adiponectin and leptin levels and skeletal muscle mass and myosteatosis in older adults: The Shimanami Health Promoting Program study
研究の概要
骨格筋の量の低下や質の悪化(サルコペニア)には、血液中の様々な分子が関連する可能性があります。この研究では、地域住民を対象とした検討から、内臓脂肪から分泌されるホルモン(アディポサイトカイン)の一種であるアディポネクチンとレプチンが筋量の低下や筋質の悪化と関連することを明らかにしました。これらのホルモンは筋に作用することから、筋量や質の低下によってホルモンの効き具合が悪化したことが、両者が関連したメカニズムとして考えられました。この研究の成果は、高齢者で起こる様々な生体の変化が、どのように関連しているのかを知る上で大きな手がかりになりました。
PMID
37078139
掲載誌
Geriatrics & gerontology international